最近話題のジュンFXさんが教えるスキャルピングを試してみた
最近FX界隈で話題の本、『チリが積もって15億 底辺からFXで成り上がった僕とあなたの微差』を購入し読了した。著者のジュンFXさんは、元手10万円をスキャルピングで14億円に増やしたすご腕億トレーダーで、御本人がスキャルピングにおける考え方や手法を教える本となる。
結論から言うと、自分には合わなかった‥。初日は証拠金がみるみる増えていき、これは本物か!?と思ったが、3日目ぐらいから負けが続いた。恐らく手法云々というよりもエントリータイミングがずれているのかなと思っているのだが、著書でも書かれている「皆が注目するラインをオーバーシュートしたとき」に逆張りすると、そのまま順張り方向に進んでしまうことが多々あり、反発するのかしないのかが読めない局面に多く遭遇する。
スキャルピングはプロトレーダーとの情報格差がなく、初心者でも勝ちやすいとの事だが(ここは特に異論はない)、これは裏返せばトレードを繰り返すと大数の法則で勝率は50%に収束するという事だ。1日に180回×4日間ぐらいトレード検証を行ったのだが、リスクリワードが1.3〜1.5:1(負けが大きい)になってしまい、期待値的には不利なトレードになってしまった。損切りは最大5pips設定で、反発しなかったら平均3pipsで切る、利確は1〜3pipsを取るようなトレードをしていた。
トレードを改善しようと試みたが、値幅を広げようとするとすぐ損切りにかかり勝率が悪化、損切り幅を広げるとフルレバなのでリスクが増す(自分のやり方では恐らくあっという間に破産する)、ということで、結構難しいなぁという感想だ。
フルレバなのでトレードが上手く続くと証拠金は驚く速さで増えていくのだが、結果的に証拠金はじわじわ減っていく流れとなってしまった。損切りは浅く即切りするようにしているので、フルレバでもリスクはそこまで高くはない手法だと言える。
自分のやり方が間違っている可能性も否定できないが、メンタル制御が難しい自分には向いていない気がした。
あと、スキャルは疲れる。完全に労働だ。